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8. レースに向けてのコンディショニング(食事などの留意点)
ヨットレースのための主な燃料源は炭水化物(主にグリコーゲン)と脂質である。しかし,中風から強風の状態では炭水化物が主に使われる。そのため,レースに向かって体内に炭水化物を蓄えるような食事を考えていくことが必要である。これを炭水化物ローディングと呼ぶ。以下に,レースに向かっての炭水化物ローディングの方法と,レース後の疲労の回復方法のための食事について示す。
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体脂肪が多い者は,日常の食事では極力動物性の脂肪分を食べないようにする。
ステーキの場合では,脂肪分を取り除く。パンにはバターを使わずにジャムや蜂蜜などを用いる,といった注意が必要である。
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体脂肪の量が多くない者でも,余分の脂肪を日頃から食べないように注意することは当然である。
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レースの5日前までは通常の食事内容とする。
ただし,トレーニングを実施しているので,蛋白質は十分に食べるようにする。
蛋白質の量は,おおよそ
レースの2週間前まで:体重1kgあたり2g(体重×8-10倍gの肉・魚・豆類)
レースの1週間前まで: 〃 1.5g(体重×6-8倍 の 〃 )
レース終了まで : 〃 1-1.5g(体重×4-6倍 の 〃 )
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レースの5日前までに徐々に脂肪分の量を減らしていく。
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レースの4日前からは,必要な蛋白質以外は食事の量のほとんどを炭水化物とする。
この食事をレース終了まで継続する。
ただし,野菜,果物,小魚類そしてレバーはビタミンやミネラルの補給に必要なのでたくさん食べるようにする。
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レース前の食事は少なくとも2時間前までには済ますようにする。
食欲のない場合には,無理をして食べなくても良い。
このような場合には蜂蜜にレモン汁でも入れて薄めて飲むとか,クッキーなどを食べて水でも飲んでおく。
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レースの1時間前に,炭水化物の補給源としてバナナを1本食べる。
また,レースの15〜30分前にぶどう糖錠を3〜5粒(飴玉でもよい)食べておく。
これによってレース中に低血糖状態(いらいらして集中力が低下する)になるのを防ぎ,体内に蓄えた炭水化物の消耗も防ぐことになる。
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レース後には直ちにバナナやクッキー等の甘いものを食べ,疲労の回復を速めるようにする。
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最後に,環境が変化すると風邪などに対する抵抗力が低下しやすいので,ビタミンCを遠征出発の日から毎日400〜500mg(3回程度に分けて)摂取すると良い。
「セーラーのための体力つくり」は、横浜市立大学大学院総合理学研究科・日本セーリング連盟医・科学スタッフである玉木伸和様のご厚意により、本ホームページに掲載をさせて頂いております。
横浜市立大学大学院総合理学研究科 玉木伸和様のホームページはこちらからご参照いただけます。
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